伝統的なオステオパシーでは他の部位と同様に、頭蓋骨にのみ焦点を当てるという事は行っていません。必ず全身を診察し、頭蓋領域の治療が必要である場合に必要な治療を施します。成人で28個から成る骨、そして骨同士の繋がり、リズム、膜組織の弾力や柔軟性を取り戻すために調整を行います。そして、脳脊髄液や全身の排液を促したり、頭蓋と骨盤帯や骨格、臓器など様々な器官との調和をはかるため施術を行います。
またその内容物である脳や脳室に対するオステオパシーの技術も、30年程前から(特にここ数年)盛んに研究され、安全かつ臨床効果の高さから注目されています。