一般的には骨のズレと呼ばれているものです。しかし詳しく言えば人間の身体の枠組み、土台の役割も果たす筋骨格系は背骨や骨盤のみから成り立つわけではありません。背骨を支える土台である骨盤やそれを支える下肢の役割、臓器を保護し呼吸に際しても必要不可欠な肋骨など人体において不必要なものは何一つありません。
オステオパシーでは頭蓋骨から手足の指一本一本までくまなく調べ、調整していきます。
例えば骨盤だけを調整しても骨盤の捻じれの原因が隣接する臓器や足首などにある場合はすぐに元の状態に戻ってしまう、もしくは同じ状況を繰り返してしまうことになってしまいます。
特に内臓の調整を行う上では背骨は大変重要な役割を果たしています。なぜなら背骨から内臓に神経や血管を出しているからです。背骨を均整に戻すことにより内臓への循環がより活発に保たれます。ひどいズレに対しては関節部への矯正を行うこともありますが、あくまで患者様の同意のもと安全な検査を行った後に矯正を行います。