改善しない痛み・不調を身体全体から考える|滋賀のオステオパシー専門施術院

滋賀県長浜市のオステオパシー治療院

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内臓の不調が起こる原因|オステオパシー専門家の本音解説

内臓の不調が起こる原因

内臓の不調というと、「食生活の乱れ」「ストレス」「年齢のせい」と説明されることがほとんどです。
しかし、オステオパシーの臨床現場で20年以上患者さんを診てきた立場から言えるのは、
内臓そのものが突然悪くなるケースは実は多くないという事実です。

多くの場合、問題は内臓自体ではなく、
内臓が正常に働けなくなる体の環境にあります。

① 内臓の動き(可動性・滑走性)の低下

内臓は体の中で完全に固定されているわけではなく、
呼吸や姿勢の変化に合わせてわずかに動く構造をしています。
胃や腸、肝臓、腎臓は周囲の膜組織と連動しながら動くことで、
血流や神経伝達を保っています。

しかし、手術歴、炎症、慢性的な姿勢不良、長期間の緊張状態などが続くと、
内臓を包む筋膜や腹膜の動きが制限され、
内臓が「動けない状態」になります。

この状態では、検査では異常が見つからなくても、
消化不良、張り、だるさ、不快感といった症状が現れます。
病院で「異常なし」と言われるケースの多くは、ここが原因です。

② 自律神経の乱れは原因ではなく結果

内臓の不調は「自律神経の乱れ」と説明されることがよくあります。
しかし臨床的には、
自律神経の乱れは結果であることがほとんどです。

自律神経は背骨、横隔膜、内臓周囲の膜組織を通して内臓を支配しています。
これらの構造が硬く動かなくなれば、
いくらリラックスしても自律神経は整いません。

「自律神経を整えましょう」という説明だけで改善しない場合、
体の構造そのものに問題が残っている可能性が高いのです。

③ 血流・リンパ循環の低下

内臓は筋肉以上に血流とリンパ循環に依存しています。
特に肝臓、腎臓、腸は循環が低下すると、
すぐに機能低下を起こします。

横隔膜の動きが悪くなる、肋骨が硬くなる、骨盤周囲が緊張する。
こうした構造的な問題が、
内臓への循環を妨げる大きな要因になります。

④ 内臓と筋骨格系は強く連動している

内臓の不調は、腰痛や背中の張り、肩こりといった
筋骨格系の症状として現れることがあります。
これは「内臓体性反射」と呼ばれる反応です。

痛みを感じている場所と原因が一致しないため、
表面的な対処だけでは症状を繰り返すことになります。

⑤ ストレスだけを原因にするのは危険

ストレスは確かに内臓に影響を与えます。
しかし、ストレスに弱くなっている体の状態が
すでに存在していることがほとんどです。

内臓が動かず、呼吸が浅く、体の構造が崩れた状態では、
誰でもストレスに対して過敏になります。

オステオパシーの考え方

オステオパシーでは、
内臓の症状そのものを追いかけるのではなく、
内臓が本来の機能を発揮できる体の環境を整える
ことを目的とします。

検査では異常がないのに不調が続く場合、
体の構造・内臓の動き・循環の視点が必要です。

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